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塩の種類 | UCLA 津川友介先生
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減塩コラム

各先生に減塩に関するコラムを
執筆していただいています

塩の種類

スーパーなどで塩を買うと多くの種類があることに気づくと思います。塩の中には、精製されてほぼ100%塩化ナトリウムからなる真っ白な塩から、あまり精製されておらずミネラルなどを含む茶色やピンクの塩まで、様々なものがあります。一般的に、後者の方がなんとなく健康によいイメージがあるのではないかと思いますが、そのイメージは正しいのでしょうか?

塩の原料には、(1)海水、(2)地殻変動によって陸上に取り残された海水が長い年月をかけて固まった岩塩、(3)海水が岩塩に変化する前にできる塩湖、などがあります。世界で生産されている塩の約6割は岩塩であり、最もよく使われている原料になります。しかし、日本には岩塩や塩湖などがないため、昔から主に海水から塩は作られてきたという経緯があります。

精製されて不純物が取り除かれた食卓塩はほとんどミネラルを含みません。一方で、海水から作られる「海塩」にはカリウム、亜鉛、鉄分などのミネラルが少量含まれます。しかし場合によっては鉛などの有害なミネラルも含まれる可能性があるので注意が必要です。

ヒマラヤ岩塩はピンク色の塩で、レストランなどでよく使われます。ヒマラヤ岩塩の多くはパキスタンで採掘されており(その他、ネパール、チベット、インドでも採掘されています)、酸化鉄を含むためにピンク色に見えます。ほとんど精製されていないのでかなり粗い粒であり、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを少量含みます。

岩塩

海塩やヒマラヤ岩塩などの精製されていない塩に含まれるミネラルの量はごく微量であるため、残念ながら食卓塩と比べて塩分摂取量を減らす効果はありません。また少量すぎるためこれらのミネラルによる健康増進効果もほとんどありません。一方で、味は塩の種類によって異なります。一般的に、精製されていない塩の方がマイルドな味がするといわれています。塩を選ぶときには、基本的には、健康への影響ではなく、味の違いで選んでいただくのがいいでしょう(そしてできるだけ控えめの量で使用して頂くことをおすすめします)。

出典:https://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/salt-and-sodium/