塩のそもそも
世の中に流通している塩は、実は本物の塩ではありません。
私たちが普段使用している「食塩」と書かれているものは、「塩化ナトリウム」という成分が99%以上含まれるものです。
本物の「塩」は、塩化ナトリウムの他にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの様々なミネラル成分が含まれています。
![塩素(CI)+ナトリウム(Na)=塩化ナトリウム](/assets/rakuda/front/study/parts/study_illustration_01-71c1eb56e16e268bbdf3548ffef23e91b7d9a8e40ce0827da37fa0abe46234fd.png)
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1体を温める
漢方で塩は代表的な陽性(体を温める)食品。
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2新陳代謝をあげる
新陳代謝をあげ、血液の循環を良くする。
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3免疫力アップ
体温があがり、新陳代謝があがると、免疫力もあがる。
また血液以外の様々なシステムが機能的に働くことによっても免疫力が向上する。
しかし、塩分を大量摂取することで、体内は塩分濃度を一定にしようとして水分量を調整、そして血管が膨張し、血液の量が増えるため高血圧になると考えられています。
私たちの普段の食事には、本当の塩ではなく食塩が多量に含まれています。
私たちの体のことを考えて、塩を摂取していきたいですね!
(参考資料)
https://gen-en.net/sio-function.html
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-na.html
日本と世界の摂取基準
![日本と世界の摂取基準グラフ](/assets/rakuda/front/study/parts/study_standard_img_01-e571f30fb4ecb5a7ddbf69d283bb5229590331ee7e3dc2828a6d0ec4aa3f104a.png)
出典: 厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査報告」および「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書(案)」
減塩の実践に向けて
いざ、減塩しよう!とはいっても、
減塩=「美味しくない、きつい、つらい、商品が高い」というイメージを持つ方が多いです。
そもそも、これまで塩を減らすということを考えたことがない方もいるのではないでしょうか?
でも、「減塩、しかも、美味しいもの」はたくさんあります!
もっと多くの方にそのことを知ってもらいたい、そして、今後の生活を楽しいものにしてもらいたいです!
普段の食事を見直す時に基準となるのが「1食当り2.0g」。
高血圧予防・治療ガイドラインの基準「1日あたり6.0g未満」を3食に分けた塩分量です。
とはいえ、「1食2.0g未満と言われても良く分からないよ!」という方がほとんどだと思います。
皆さんの普段の食事に含まれている塩分はこれくらい!
普段食べている食事にも、意外とたくさんの塩分が含まれているんですね。
![カップラーメン、塩分5.5グラム](/assets/rakuda/front/study/parts/study_amount_img_01-44314b96442689f0a517247ae12a2291e57253aefe2826831f11c50c32bbf063.png)
![カレーライス、塩分3.3グラム](/assets/rakuda/front/study/parts/study_amount_img_02-caf1abd7be3b67d70fde0a0d9e448422a147f56cb3e05e182a38f897bce61fed.png)
(参考サイト)スマート・ライフ・プロジェクト https://www.smartlife.mhlw.go.jp/disease/nutrition/
では、カップラーメンもカレーライスも、もう食べちゃいけないんでしょうか?
決してそんなことはありません!
自分がどれだけ塩分を摂取しているかを把握しつつ、体調と相談しながら上手にバランスをみて食事を摂るようにしましょう。